というお話を前回しました。
参照記事
→ 『中国の反日教育は、心配無用!! 』
しかし、予備知識として知っておいて欲しい事があります。
それは、反日デモが起こりやすい日というのがあります。
具体的に言うと、中国人の感情を刺激しそうな日ということになります。
では具体的な説明をしていきましょう。
●4月17日 【日清戦争で下関条約締結】
→1895年4月17日、日清戦争の終結日
日清戦争:1894年から1895年にかけて行われた朝鮮半島(李氏朝鮮)の
奪い合いがきっかけで起こった大日本帝国と清国の戦争。
下関条約:日本が清國に戦勝したことにより、調印された条約。
朝鮮が独立国であること、遼東半島、台湾などを日本に割与する。
賠償金を払うなどが条約の概要。
●5月4日 【五・四運動の記念日】
→1919年5月4日 ヴェルサイユ条約の結果に不満を抱き北京から全国に広がった
反日、反帝国主義を掲げる大衆運動。
●6月5日 【重慶大虐殺(大空襲)】
→日中戦争(1937〜1945年)時、日本軍が重慶(当時の臨時首都)で
無差別空襲を行った日。
●7月7日 【廬溝橋事件(七七事件)】
→1937年7月7日、日中戦争のきっかけとなった北京西南にある盧溝橋で
起きた日本軍と中国国民革命軍との衝突事件。
●7月25日 【日清戦争の事実上の開戦】
→1894年7月25日、朝鮮半島の豊島沖の日本艦隊と清国艦隊の海戦。
日清戦争事実上の開戦となる。
●8月15日 【抗日戦争勝利の日】
→1945年8月15日、日本で言う終戦記念日であるが、中国にとっての勝利の日
●9月3日 【抗日戦争勝利の日】
→欧米諸国では、降伏文書に調印した9月2日を、
対日勝戦記念日(Victory over Japan Day)と呼んでいるが、
中国では、調印の翌日である9月3日を勝利の日として解釈している。
●9月11日 【尖閣諸島の国有化の日】
→2012年9月11日にそれまで私有地であった尖閣諸島の3島(魚釣島、北小島、南小島)を
日本政府が購入し国有化した出来事。
これに伴い中国で歴史上最大級の反日デモに発展した。
●9月18日 【柳条湖事件(九一八記念日)】
→1931年9月18日、満州事変の発端となった鉄道爆破事件。
満州(中国東北部)の奉天(現在の瀋陽市)近郊の柳条湖付近で
日本が保有する南満州鉄道(満鉄)の線路を爆破された事件で
関東軍は、これを中国の犯行と発表し満州における軍事展開の
口実に利用した。
●11月11日 【上海陥落の日】
→1937年11月11日、日中戦争時、上海陥落した日。
●12月9日 【一二九運動の日(1935年反日学生デモ)】
→1935年12月9日に北京で行われた内戦の停止や抗日運動の弾圧反対に
対する学生運動。
●12月13日 【「南京大虐殺」の日】
→1937年日中戦争中、日本軍が中華民国の首都南京市を占領する際、
南京で行われた約6週間から2ヶ月にわたる中国軍兵、捕虜、一般市民などの虐殺。
12月13日は南京陥落の日。
2012年に起こった歴史上最大規模の反日デモは、
【日本の尖閣諸島国有化】(9/11)をきっかけに
【柳条湖事件】(9/18)のタイミング
2012年9月15日〜19日の間で行われました。
上記の日は中国人の感情を刺激しやすく
きっかけになりやすい日なので、
神経質になる必要はないと思いますが
一般常識として、中国に住むのであれば理解しておいたほうがよいかもしれません。
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